2022.12.07
スマートプラスクレジットとSUPER STUDIO、EC事業者向けのファイナンスサービスで提携
~仕入れや製造委託サービスを通じて、無理のない成長投資を実現~
D2C(※1)支援事業やEC基幹システム「ecforce」を提供する株式会社SUPER STUDIO(本社:東京都目黒区、代表取締役CEO:林 紘祐、以下「SUPER STUDIO」)と次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループの株式会社スマートプラスクレジット(本社:東京都千代田区、代表取締役:高平 大輔、以下「スマートプラスクレジット」)は、EC事業者向けのファイナンスサービスで提携します。
具体的には、スマートプラスクレジットが提供開始を予定している中小企業向けファイナンスサービス「BizGrowth(ビズグロース)」のベータ版として、商品の仕入れや製造委託などに関する支払いを分割後払いできるサービス(BNPL※2)を「ecforce」の一部顧客向けに提供します(ご利用には審査がございます)。
■提携の背景
近年のECプラットフォームの進化に加え、コロナ下での外出自粛の影響で、EC、特にD2Cを含む物販系分野のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模が大幅に拡大しています。
EC事業者はサービスを立ち上げた後、本格的に成長していく過程で、卸売業者やOEMへの支払いが増加し、短期的に資金繰りが苦しくなりやすい傾向があります。このため、一時的な借り入れが必要となりますが、旧来型の銀行による融資では、繁忙の中で複数の銀行と交渉をする時間や借入金額が多額になりがちといったリスクが課題となり、思うような借り入れができない実態があります。
EC事業者向けの各種サービスを展開するSUPER STUDIOは、ECメーカーへの幅広い支援を通して日本のEC化率20%の実現を目指しています。
また、スマートプラスクレジットは、ECなどのプラットフォーム上のデータを活用し、これまで非効率だったスタートアップや中小企業の融資プロセスを最適化することで、旧来型の融資でも株式でもない、新しいファイナンスサービスを提供したいと考えていました。
両者の狙いが合致したことから、「ecforce」の利用顧客向けの新たなファイナンスサービスの提供に向けて提携することとしました。
■「ecforce」顧客向けの分割後払いサービスについて
今回、スマートプラスクレジットとSUPER STUDIOが提供するサービスは、EC事業者が商品の仕入れや製造委託などに関する支払いを分割で後払いできるサービスです。EC事業者向けのプラットフォームである「ecforce」上のデータを活用した与信により、成長期にあるEC事業者の、無理のない成長投資の実現を目指していきます。
<分割後払いサービスの仕組み>
なお、本サービスは、実証実験で以下の企業にご利用いただいており、成長期にある中小企業における需要の高さを確認しています。
・ミラーフィット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:黄 皓)
ミラーフィット株式会社( https://mirrorfit.jp/ )
ミラーフィットは、2020年に設立された、次世代型スマートミラー「MIRROR FIT.(ミラーフィット)」の製造開発ならびに専用フィットネスアプリの開発を行うスタートアップです。
次世代型スマートミラー「MIRROR FIT.」は、専用のミラーデバイスとオリジナルコンテンツサービスによって、自宅にいながらにして簡単にプロが監修した本格的なトレーニングプログラムを楽しむことができます。「MIRROR FIT.」が提供する400種類を超える様々なフィットネスコンテンツを鏡の中に映し出し、ユーザーのワークアウトを徹底サポート。Android OS搭載で様々なアプリが使用可能で、鏡の中に広がる可能性は無限大です。
事業をさらに成長させていく上では、「MIRROR FIT.」の製造発注において一時的に発生する運転資金ニーズへの対応が課題でした。「BizGrowth」を活用することで、支払いを分割することができ、資金繰りに悩まずに事業拡大を目指すことを実現できています。
代表取締役 黄 皓
MIRROR FIT.のご購入はこちら ( https://shop.mirrorfit.jp/mirror )
■中小企業向けファイナンスサービス「BizGrowth」について
「BizGrowth」は、スマートプラスクレジットが提供開始を予定している、スタートアップや中小企業のための新しいファイナンスサービスです。
通常、スタートアップや中小企業が融資を受けるには、長期間にわたる審査プロセス、1年に1度しか発行されない事業報告書での与信、必ずしも現在のビジネス慣習にはなじまない審査項目など、数多くのハードルがあります。また、近年では株式での資金調達が一般化されるようになり、多くのスタートアップや中小企業が成長フェーズにおいて株式で資金を調達するようになりましたが、それによって上場やM&Aに向けて企業価値を高めるための無理な成長を強いられる企業も増えています。
「BizGrowth」は、パートナー企業のプラットフォーム上のデータを活用することでスタートアップや中小企業の融資プロセスを効率化・最適化し、成長期にある事業者が自社のブランドを守りながら無理のないペースで成長に投資していくことを支援します。
手数料率などの詳細は以下のページでご確認ください。
「BizGrowth」ベータ版
https://bizgrowth.smartplus-credit.com/installments/
■ 本件に関するお問い合わせ先
本サービスにご関心のある方は、ecforceの担当者、もしくは下記にご連絡ください。
お電話
03-5759-6380
※「プレスリリースに記載のスマートプラスクレジットとの提携に興味あり」とお電話口でお伝えください
Webフォーム
https://ec-force.com/contact/new
【 注釈 】
※1 D2C(Direct to Consumer)とは、 自社で企画および製造した商品を自社ECサイトで販売から管理まで行う販売モデルのこと。従来は販売代理店や大手小売経由で販売をするのが一般的だったが、SNSやウェブ広告によって個人にダイレクトにリーチできるようになり、発展した。
※2 BNPL…「Buy Now, Pay Later」の略で、後払い式の決済手段を指す。
【 株式会社SUPER STUDIOについて 】
SUPER STUDIOは、D2C支援企業としてあらゆるビジネスのEC化を支援するべく、基幹システム「ecforce」の提供と、自社D2C事業、そしてメーカーのEC/D2C運営支援をワンストップで行うecforce teamsなどの事業を展開しています。創業期から自社でECメーカーとして事業展開してきた経験から、広告運用やサプライチェーン、CRMと生活者のもとへ商品を直接届けるところまで全ての工程のあらゆるデータとノウハウを保有、これらを顧客のメーカー運営支援、そして「ecforce」の機能開発に活かしています。先進国の中でも取り分けEC化が進んでいなかった日本においてもEC/D2Cは需要や期待が高まっており、この1年間で「ecforce」の導入ショップ数は約174%増加。自社EC運営を通して感じたEC運営の課題感や新しいマーケティング手法をシステムに実装すべく、継続的な機能アップデートを行っています。
【 Finatextグループと株式会社スマートプラスクレジットについて 】
Finatextグループは、「金融を“サービス”として再発明する」をミッションに掲げ、次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するフィンテック企業グループです。金融サービスのあるべき姿をユーザー視点から見直し、パートナー事業者と共に新しい金融サービスを開発する「株式会社Finatext」、オルタナティブデータ解析サービスの「株式会社ナウキャスト」、証券ビジネスプラットフォームを提供する「株式会社スマートプラス」、次世代型デジタル保険の「スマートプラス少額短期保険株式会社」といった事業会社を擁し、「金融がもっと暮らしに寄り添う世の中」の実現を目指しています。
本件に関するお問い合わせ
株式会社SUPER STUDIO 広報
TEL : 03-5759-6380
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